他人の顔ぶれ

勅使河原宏の「他人の顔」を見た。
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勅使河原宏、安部公房、武満徹の三人が組んでいます。

映画の中のケロイド女性が美しすぎて気になって仕方なかった。

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入江美樹。ロシアと日本のハーフ。夫は小澤征爾。

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ロシア系ハーフモデルの走りらしいんだけど、確かに走ってんなあ。

映画の中では兄との近親相姦めいたシーンがあるが、すごく可愛らしい。
主演の京マチ子が夫に寝取られるシーンの魅力の無さといったらすごいが、そのぶんこの入江美樹の魅力を際立たせている。

ハーフといえば、前田美波里もアメリカ系だけど、この映画では下手糞なドイツ語で武満のワルツを歌っている。
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でも素晴らしいシーン



「砂の女」で主演をつとめた岸田今日子は、エロスな看護婦役。

こんだけいい女優が揃って、なんとも油の乗った他人の顔ぶれだった。


安部公房は、女優が好きだった。

安部は、山口果林と不倫中に亡くなっている。

通夜に駆けつけた岸田今日子が、安部の亡骸を見て妻の真知に「触ってもいいですか」と聞くと、真知は「公房は女優が好きだったから喜びます」と言ったらしい。

岸田はそれほど安部と親交がなかったみたいだが、生前自宅に招かれたときは、三島由紀夫もきていたらしい。豚の丸焼きが出されて、その耳から小さな赤い蟹が飛び出すという演出をしていたらしい。その様子を「なかなか前衛的でした」と語っている。



とにかく入江美樹だ。
映画にはそれほど出ていないみたいだから、若き日に動いている彼女を見ることはほぼないんだろうけど、それにしても当時のハーフモデルはかぶれっぷりが真髄を極めていて素晴らしい。
腹立つわ小澤征爾。


どういう番組やねん
盛り上がりどこやねん

他人の顔ぶれ 他人の顔ぶれ Reviewed by asahi on 23:47 Rating: 5

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