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2017/06/05

JOURNAL170605






アニメ『ハンター×ハンター』のキメラアント編を観ていて、
なぜこのアニメはだんだんドストエフスキーのような展開になっていくのだろう
と思う。




とある知り合いから、
恩田陸『蜜蜂と遠雷』をいただいた。
主人公がぼくに似ている、ということらしい。
こういう類の本はあまり読まないのでうれしい。
帯には、
「直木賞・本屋大賞・同時受賞!」
と書いてあるが、当たり前だろう。
有名な賞をとった作品が本屋大賞をとるのだから。
それは設立当初から変わっていない。

全国の書店員の投票によるのだから、
人気順になるのは当たり前だ。

森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』
は山本周五郎賞を受賞して、その後11月に刊行。
まさにその11月から本屋大賞の推薦がはじまる。
そしてよく年の4月にこの本は本屋大賞2位となる。

だから、
本屋で
「本屋大賞ノミネート!!!」って書かれても、
ノミネートという意味自体がよくわからない。ただの推薦と投票なのだから。
どういう意味があるのだろう。


バーガーキングの喫煙室で、
老いた男と老いた女が話している。
本当に天才っていう人がいるんだと初めて目の当たりにした、
ということを話している。
二人は、まさに今日、とんでもない天才にあったらしい。
しかも相手は13歳だと。
「あれはとんでもないモンスターだ」
と、老人二人は震えている。
『ハンター×ハンター』を観たばかりのぼくは、
ニヤリ、と微笑んで、
「ゴン、しっかりやれよ」と頭の中で思う。


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