9月10にmacaroomが企画したイベント『macaroomの世界未来学会議』無事終了しました。
イベントは、4組のアーティストの演奏と、店内での展示によるものでした。
展示はぼくが選んで制作したので、ややおこがましい言い方をすれば、キュレーターデビューという感じです。
ただし、わからないことだらけだったので、キュレーターでもあり芸術振興に携わる林容子先生のご協力を得て、展示のコンセプトを固めていきました。
イベントは、4組のアーティストの演奏と、店内での展示によるものでした。
展示はぼくが選んで制作したので、ややおこがましい言い方をすれば、キュレーターデビューという感じです。
ただし、わからないことだらけだったので、キュレーターでもあり芸術振興に携わる林容子先生のご協力を得て、展示のコンセプトを固めていきました。
下北沢mona recordsを会議室としてイベントを開催。
設営作業中
貼り付けてるよ
オープンするとすぐに満員に。写真は演奏直前のlomaさん。
ウェルズの怒りが待ち受けているよ。
100年前に描かれた狂った未来予測が待ち受けているよ。
01 mizuiro
02 shinkirou dropper
03 homephone TE
04 congress
05 dreamy_fish
06 yume
07 tsuiraku
03 homephone TE
04 congress
05 dreamy_fish
06 yume
07 tsuiraku
ところで、
ライブ終わりで興奮状態に陥ったボブが、Twitterで楽曲ごとのシステムの解説をおっ始めたので、ありがたく引用しましょう。
昨日は折角のmacaroom企画のライブで、いつもよりも多い曲数演奏したので、昨日演奏した曲の技術的な見所、聴き所を少し紹介します。— だきやま (@dakiyamasan) 2016年9月11日
ボーカルの声域ごとに違ったエフェクトがかかるので毎度違った複雑な音ができあがります。mizuiro— だきやま (@dakiyamasan) 2016年9月11日
原曲では,音声分析合成系による音声モーフィングを取り入れたこの曲.ライブ版ではスペクトルディレイを使って音声を変化させています.時折聞こえる金属音のような音はemaruの声をその場で変化させて出てきた音なのです. pic.twitter.com/R8hjoCpwTg
本来ならぼくがカッコ良いリズムパターンを作って、それを本番でカラオケのように再生すれば済む話だけど、なんとかリアルタイムにカッコ良いリズムを生み出せないかと何度も手直しして今のシステムになりました。Shinkirou Dropper— だきやま (@dakiyamasan) 2016年9月11日
初めて本格的に生成的な手法をフィーチャーした曲.一様乱数から生成され,パターンや音色が変化し続けるリズムと原曲の音を組み合わせています.一度大幅な改修をした数少ない曲です. pic.twitter.com/wihZVfgDyB
プロジェクターで映し出される粒子が、だんだんとemaruの顔になっていきます。実際にリアルタイムにカメラで撮影しながら加工処理して映し出してますが、みんな気づいたかな?Homephone TE— だきやま (@dakiyamasan) 2016年9月11日
背景で聞こえる生活音等のノイズは,リアルタイムで生成したその場限りのパターンです.サビで聞こえる正弦波はボーカルのピッチに追随します.(最近調子悪い)
渾身のパーティクルプログラミングを使った映像演出です. pic.twitter.com/4LKc6EM7Rd
曲も良いいんだけど、なんといっても映像楽しかったね。まさにリアルタイムに世界中のTwitterでつぶやかれている「congress」というワードを含むツイートを拾って3Dヴィジュアルとして表示するという凄技でした。お客さんも結構その場で「congress」含んだツイートしてくれたみたいで、「私のツイート表示されてました」とかいわれて嬉しかった。あんまみんなノッてくれないんじゃないかと思ってたから。Congress— だきやま (@dakiyamasan) 2016年9月11日
プログラム自体は非常にシンプルなのに,動かすのが難しい曲です.最後のボーカルは,複数のリバーブとディレイを重ね合わせた特殊仕様です.余韻が長く聞こえるように調整されています.映像ではTwitterと連動. pic.twitter.com/qNUeUe8feN
ボブ曰く「ライブでやりたいことの全て」がつまっているだけあって、めっちゃ演奏が大変。リハーサルではemaruは一度も成功しなかったが、なんとか本番は乗り切れたという感じだろうか。Dreamy_Fish— だきやま (@dakiyamasan) 2016年9月11日
遺伝的アルゴリズムで変化するリズム,リアルタイムで切り貼りされるエレピに,LPC分析合成系によるボーカルエフェクト.macaroomのライブでやりたいことの全てが入った渾身のプログラムです. pic.twitter.com/TBzktPAq7o
これもリアルタイムにカメラで撮影しながら加工して映像を映し出してます。yume— だきやま (@dakiyamasan) 2016年9月11日
原曲のコーラスをディレイで再現.伴奏とミリ秒単位で同期する自動制御システムを開発し,実に細かい制御をしています.映像演出は,3D的な動きをする時がありますが,全て画像処理のみで作っています. pic.twitter.com/NaZ04Fc04N
tsuiraku— だきやま (@dakiyamasan) 2016年9月11日
遺伝的アルゴリズムで変化するギターフレーズに,ロジスティック写像で生成された,周期があるようでないリズムパターン.色々やりすぎて映像のフレームレートが非常に低くなってしまう曲です.この曲のギターは私が弾きました. pic.twitter.com/kEThkXxoPp
最初にランダムっぽいギターから始まるんだけど、それが段々進化していって曲になっていく。とはいえ、アルゴリズムというのは確定的なものじゃないので、毎回パターンは違うし、どうなるかわからないときもある。そこは神のみぞ知る、それが遺伝的アルゴリズム。
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