椎名誠がいつぞやのどこぞのエッセイかなんかで、寝るときに読む本は適度におもしろいミステリーかSFがよろしい、がははは、どがどがどが、のようなことを言っていた。
椎名氏曰く、寝るときに面白すぎる本を読むと、のめり込んで興奮し、やめることが困難になり、逆につまらない本は腹が立って興奮して寝れなくなるらしい。だから適度におもしろいミステリーかSFがよろしいらしい。
最近思うように寝れない。いや最近に限ったことではないけど。
ベッドで寝れずに、牛のモノマネをしていたりする。寝ている牛のマネを。
幼少期は、リスとセミのマネをして、母親に可愛がられていたものだ。
ソファーの背のところに張り付いて、みゅあーーんみゅあんみゅあんみゅあーーんと叫ぶひと夏の自傷行為をマネしていた。リスは鳴き声知らないから、椅子のしたに隠れて、りすりす、りすりす、とないていた。
あのころは可愛かった。あのころのぼくをみれば、全ての女性は心ときめくだろう。
それで思い出したけど、楳図かずおの本で、蛾になる女の話を昔読んで、衝撃を受けたんだけど、タイトルを忘れ、それ以来みたことないんだけど、誰か知らないだろうか。
男が屋敷に住んで居て、蛾が一匹壁に張り付いてる。男はその蛾を自分の奥さんのように話しかける。どうも男は頭がおかしいらしい。
しかしあるコマから急に、壁に張り付いているのは蛾ではなく、中年の女になる。つまり今まで描かれていた蛾はその女の頭の中の想像で、読者はその瞬間、女は自分が蛾だと思い込んでいるキチガイだったということがわかる。男は正常だったのだ。
というような感じだったと思う。
いつか「楳図かずお」「蛾になった女」とかいったワードで検索してこのブログが引っかかった素敵な方がいたら、そのタイトルを教えてほしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿