ラジオ局に、先日開催されたイベント「ああたいくつだ」のクレームが寄せられたらしい。内容は、「ああたいくつだ」の企画中、会場で「あやしいクスリ」が配られたという内容であった。
その「あやしいクスリ」は、直径5ミリほどのピンクとブルーの錠剤のようなものと、3ミリほどの黒い植物の実で、透明な密閉ビニール(通称"パケ")に入れられていた。「あやしいクスリ」は、片言の日本語を喋る背の高い東洋人が「誰ニモ言ワナイデ」と言って配っていた。
賢明なお客さんが5秒考えればわかることだが、これは違法な物ではありません。ピンクとブルーの錠剤のようなものは、MDMAではなく、ただのラムネなのだ。植物の実は、花椒というもので、山椒に近い種類の香辛料です。食べると口の中が痺れ、中国では古来より麻酔として用いられていました。麻婆豆腐には必ず入れます。麻という字は麻酔の麻で、これが麻婆豆腐の名の由来らしい。
これを配っていたあやしい外国人は、今回の企画に参加してくれたコックで、台湾出身の(料理好きな)留学生なのだ。
会場となったマーブル食堂。のオーナーは、今回のクレームを聞き、「悪ふざけが過ぎたね」と言っていたが、このオチもまた、ピーター・スピアーの「ああたいくつだ」と重なってなんだか面白い。
配布したラムネ
SECRET: 0
返信削除PASS:
ほんまにあんなに堂々と配れるものなら、しかもただで、配ったら、瞬く間に日本中あやしい薬だらけになってしまうね。
想定外のオチだ。